自家焙煎スペシャルティコーヒー専門
スペシャルティコーヒー
【スペシャルティコーヒーとは】
カッピングテストで、無欠点かつクリーンカップであることを前提とし、各項目の総和が80点以上であると認められた珈琲豆のことをスペシャルティー珈琲と言います。
※スペシャルティコーヒーは全体の5%ほどしか流通していません。
他では、プレミアムコーヒーはブルーマウンテンやキリマンジェロなど、名前にプレミア価格がついた80点未満のものになり、コマーシャルコーヒーは皆さんが1番飲んでる確率が高いチェーン喫茶やスーパーのもの。
ローグレードコーヒーは缶コーヒーやインスタントコーヒーに使われているものになります。
【珈琲の歴史】
1960年、70年代頃まで珈琲の大量生産、大量消費が行われます。
これをファーストウェーブ(サードウェーブ参照)と言います。
これにより、珈琲の品質が低下し、消費者の珈琲離れが起こります。
そんな中、1982年にSCAA「アメリカスペシャルティコーヒー協会」が、
1999年に国際品評会カップオブエクセレンスのプロジェクトが設立されました。
この協会などの評価基準(カッピングテスト)で認められたものをスペシャルティコーヒーと言います。
この言葉が誕生し、珈琲に対する意識に変化が起こります。
量を求められた時代から質が求められる時代に変わっていくのです。
これがセカンドウェーブ(サードウェーブ参照)の始まりです。
※サードウェーブのコーナーは≪珈琲の雑学集➡その他➡サードウェーブ≫で入れます。
【カップオブエクセレンスの評価方法】
1、クリーンカップ・・・珈琲に雑味や欠陥豆の嫌な味がなく、綺麗な味わいかどうか。
2、甘味・・・珈琲に甘味があるかどうか。フルーツのような甘さ。
3、酸味・・・酸味が強いか弱いかではなく、酸味の質が良いか悪いかで判断する。舌を刺すような刺激的な酸味ではなく、フルーツを食べたときのような心地の良い酸味があるかどうか。
4、質感・・・口に含んだ時に感じる触感、舌触り。滑らかだったり、舌にまとわりついてくる様だったり。この項目も、強さではなく心地良さ、質が良いか悪いかが評価基準。
5、風味・・・味覚と嗅覚、香りと味が豊かかどうか。様々なものに例えられるような風味があると高評価になる。
6、後味・・・飲み込んだ後、口の中に感じる香りや味。心地良さで消えていくのか、刺激的な嫌な印象で消えていくのか。
7、バランス・・・突出しすぎている味はないか、逆に欠けているものはないか、全体の調和を評価する。心地良いハーモニーが感じられると高評価。
8、総合評価・・・その珈琲の全体的なイメージを評価。